ラウンドゴルフの基礎知識(1)

ゴルフ場のタイプ
ゴルフ場のタイプは、メンバー(会員制)しか行けないゴルフ場とビジターでも行けるパブリックコースと大きく2つに分けられます。

いわゆる「名門」「メンバーシップ」「プレー料金が高いゴルフ場」は、格式が高く、プレーしている人もそれなりのステータスを持っている人が多いようで、ジャケットやスーツを着用する場合もあります。例えて言うと、高級ホテルと似ている部分があるかもしれません。
しかし、ここ数年はパブリックを受け入れるゴルフ場が増え、一般的なゴルファーでもまったく問題なく利用できるようになりました。

ゴルフ場によっては、18ホール(18コース)だけではなく、36ホールや、72ホールなど、非常に多くのコースを持っている場合があります。

コースによってフェアウェイやハザード(池やバンカー)のレイアウトは設計者により考えられており、そのコースが持つ景色や雰囲気なども味わいながら プレーできるようになると、より深くゴルフを(そのコースを)楽しむことができます。

ゴルフ場は一般的にカートと呼ばれる電動式の車両に、ゴルフバッグを積んでプレーヤーは移動する場合が多いです。コースにカートで乗り入れることも、 プロゴルファーのように歩いて回るスタイルもあります。

キャディと呼ばれる、18ホールのラウンドをサポートしてくれる人を同伴することも、自分達だけでラウンドをするセルフプレーも選ぶことができます。

ラウンドゴルフの基礎知識(2)

ゴルフ場到着(ラウンド)
ラウンド前
  • ゴルフ場にはスタート時間の約1時間前には到着するようにします。
  • 到着したらすぐ、エントランスでゴルフ場側にキャデイバッグを預けてしまいます。
  • 預けたらフロントで受付をすませ、スタート時刻とスタートコース(IN OUT)を確認します。
  • 受付後、ロッカーキーを手にしたら、男女それぞれロッカールームでゴルフウエアに着替えゴルフシューズを履いて、ゴルフ場に向います。(ゴルフ場への入口はエントランスとは別にある場合が多いです)
  • 外に出るとゴルフクラブ置き場があるので、預けた自分のキャデイバッグを探して、ゴルフクラブを確認します。
  • その後は練習場でウォーミングアップしたり、パター練習場で転がりをチェックしたり、ストレッチをしたり、朝食をすませたりなど時間までは各自責任持って行動し、スタート時刻10分前にはスタートホールに集合します。
  • 周りに迷惑がかからないよう時間厳守です。
ラウンド〜ラウンド後
  • ゴルフは18ホールの合計打数を競うスポーツです。4人1組でカートに乗ってラウンドするのが基本ですが、2人や3人の場合もあります。
  • 4人の場合、プレー時間は前半の9ホールで約2.5時間、後半の9ホールで約2.5時間の、合計約5時間かかります。(キャデイが付く・付かない、カートに乗る・乗らないでも変わります。)
  • 平日よりも土日のほうが混み合い、初心者が多いほどラウンド時間がかかります。
  • 基本的には前半の9ホールが終わると食事(昼休憩)で1時間クラブハウスに戻ります。
  • 後半9ホール(合計18ホール)が終わるとクラブハウスのお風呂で汗や疲れをおとします。(基本的なアメニティ、バスタオル、汚れ入れはゴルフ場が無料用意してくれてあります。)
  • 着替えをすませたら受付でプレー代金など清算し、ロッカーキーを返却し、預けたキャデイバックを受け取りゴルフ場を後にします。(ゴルフバックは郵送で送ってもらうこともできます。)
  • 往復の時間を含むと、1日かかることが多いです。
  • 早朝のスタート(アーリーバード)の場合や、スループレー(18ホールを休憩・食事なしで回る)ができるゴルフ場も増え、少ない時間と料金で回ることができます。
ゴルフで一番大切なマナーとエチケット

「マナーやエチケットを守らない人はゴルフをする資格はない」という人もいるほど、ゴルフをする人はマナーとエチケットを重んじます。

「ゴルフマナー」の例
  • あいさつをする
  • ゴルフ場(練習場も含む)を汚さない
  • 時間厳守
  • 周りの人に迷惑をかける行動、不快を与える行動はしない
  • 大声を出さない

など、特別なことではなく人間として誰でもできることが大切なのです。

よくゴルフは紳士淑女のスポーツと言われますが、他人に迷惑をかけず、相手への気配りを忘れずにスマートなプレーを心がけるスポーツの意味です。
ルールや上達レベルよりもマナーやエチケットを尊重してプレーするようにすれば、楽しいゴルフライフが待っています。

ゴルフ場のプレー料金
  • グリーンフィ
  • キャディーフィ
  • 娯楽施設税
  • 諸経費
  • カート使用料

などの総合計金額が一般的となります。他、ゴルフ場内の飲食やショップの支払いは別になります。

ゴルフコースによって詳細が違いますが、総支払額は1万円から3万円のコースが多いようです。
平日ですと1万円以下(カート・食事代込み)の格安ゴルフ場もあり、若い人も気軽にプレーできる環境が整ってきています。

ラウンドゴルフの基礎知識(3)

ゴルフをするとき、ゴルフ場(クラブハウス)での服装

ゴルフは長い歴史があり時代背景の変化も大きく、リゾート地、海外、名門コース、パブリックコースと様々なゴルフシーンで服装の規定が違うので、服装については正しい答えは1つではありません。とても難しいところです。
ただ、明らかに人に不快感を与える格好や、国内ではTシャツやジーンズ、サンダルなどは不可とされています。

ラウンド

一度コースに行けばわかるのですが、夏やリゾート地などは、ポロシャツ+短パン+短いソックスでプレーしている人もいます。
特にパブリックコースでは、それほど服装にうるさくないところが多いです。
要は、行くゴルフ場や同伴者に合わせてポイントを押さえ、あまりに場違いな服装でなければOKなのです。

例えば…

  • 下はジーパン・ホットパンツ以外のパンツや女性はスカートやワンピースタイプもOK
  • 上は襟のついたポロシャツ
  • 頭には帽子やサンバイザー

このような服装で、動きやすい素材や寒暖に対応できる機能性が備わっていればまずは問題なくラウンドできます。
最近は襟がついていないシャツを着ている場合がありますが、やはりゴルフ場に慣れるまでは襟のついたものを着用するのが無難でしょう。
プレー中は専用のゴルフシューズを履き、必要であればサングラスをかける人もいます。

クラブハウス
クラブハウスでは、メンバー制の名門コースではジャケット着用が義務づけられますが、パブリックコースであれば、派手すぎや露出が多くなければ普通の格好で構いません。
ただし、どの場合もジーパン姿やサンダルやゴム草履などは避けましょう。

ファッションを楽しむのもゴルフの楽しみでありユニフォームが無いので、各自の個性やセンスが出ます。